
【静岡】「幼魚水族館」は家族で楽しめる魚の赤ちゃんのパラダイス
.jpg.webp)
世界でも珍しい幼魚・稚魚が主役の水族館


魚が泳いでいる姿って癒されるでちよね〜。僕ちん、お魚を見に行きたいな~!



泳ぐ魚たちを見るなら水族館でちゅね。



そうでござるな。それなら、これまでに行ったことのないような水族館に行きたいでござるな。マナよ、おすすめの水族館はないでござるか?





それなら、静岡県に新しくできた「幼魚水族館」はいかがですか?稚魚や幼魚など、魚の赤ちゃんや子どもが大集合した、世界でも珍しい水族館ですよ。



魚の赤ちゃんザマスか?想像するだけで癒されるザマスわ♪では、次のお出かけ先は「幼魚水族館」に決定ザマスね!
幼魚水族館とはどんな場所?





ここが幼魚水族館でござるか?



はい。幼魚水族館は、2022年7月にできたばかりの小さな水族館です。静岡県駿東郡清水町にある商業施設「サントムーン柿田川」のオアシス棟3階に誕生しました。



新しい水族館なのザマスね。



はい。そのコンセプトも新しく、幼魚水族館の主役は「成魚」になる前の「仔魚(しぎょ)」「稚魚(ちぎょ)」「幼魚(ようぎょ)」たちです。世界中から集めた、約100種類の小さな魚たちが65の水槽で展示されていますよ。



大きなお魚になる前に、仔魚→稚魚→幼魚という成長段階があるんでちね!





そうなんですよ。岸壁幼魚採集家である鈴木香里武(すずきかりぶ)さんが館長を務めていて、館長が選んだ漁港でも出会える小さなお魚もたくさんいます。



幼魚の専門家が館長なのでござるか!これはますます楽しみでござるな!



魚のほかにもタカアシガニの卵など、カニやエビ類の幼生なども展示していますよ。





タカアシガニといえば、深海に生息する大きなカニでちゅよね。その卵が見られるなんて、とても貴重でちゅね!



僕ちん待ちきれないでち!さっそく館内に入るでち♪
擬態や透過する幼魚たち





この水槽には何か泳いでいるんでちか?



コメマルくん、幼魚はとても小さいですから、よく目を凝らして探して見てください。



あっ!いた!小さな白い風船のような魚……





ん!?この黄色い魚はなんて名前でござるかの……



「コンゴウフグ」でちゅね!



正解です!



さすがチューベイでござる。





パパ、水槽の上に手書きの解説が書いてあるザマスわよ。手書きの絵がかわいいザマスわね♪



こちらの水槽には「カエルアンコウ」がいるんでちゅよね……





うーん、見当たらないなぁ・・・あ!海藻に隠れてるでちよ!



コメマルくん、よく見つけましたね。幼魚たちは、その小さな体で大きな海の世界を生き抜かなくてはいけないので、隠れたりモノマネをしたりするのが上手なんですよ。





ほほう~、素晴らしい!これは生きるための技なのでござるな!



かわいい幼魚たちがどんな姿で泳いでいるのか、探すのも楽しみ方の一つザマスわね。
赤ちゃん魚から大人の魚へ変わる模様







コメマルくん、この2つの水槽で泳ぐお魚、どこが違いますか?



体の模様が違うでち!こちらはぐるぐるの渦巻き模様で、こっちの魚は縞模様(しまもよう)でち!



そうですね。こちらの体の模様がまったく違う魚は、「タテジマキンチャクダイ」と言って実は同じお魚なんです。渦巻き模様が幼魚で、縞模様が成魚なんですよ。



ほぉ~!成長することで体の模様が変わるのでござるのか。





解説に、成魚のケンカに巻き込まれないために幼魚の模様が違うと書いてあるザマス。これも生き抜くために備わった特性ザマスわね。



それじゃあ、この全然違う色の魚も親子でちゅか?







そうですよ。この「ハナヒゲウツボ」は、幼魚の時の体色は黒、成魚になると青になります。そして驚くことにさらに成長するとオスからメスに性転換して、体色が黄色になるんです。成長して変化していく姿を見るのが楽しみな魚ですよね。



僕ちんもこのお魚さんたちみたいに、今はかわいいけど、スーパーかっこよい大人になるでち!





まあっ!コメマルったら♡、ママも応援するザマスわよ!



幼魚がテーマの水族館だからこそ、成魚と幼魚を比べて見られるのが面白いでござるな。
深海や水辺に生きる幼魚がいっぱい





ここの水槽は、ほかの水槽がある場所より暗いでちね……



深海に生きる幼魚たちでちゅ。海の底は光が届かないから、いつも暗い中で生息しているでちゅよ。



そうなんです。暗いので、さらに魚たちを見つけるのが大変ですよ!じっくり探してみてくださいね。





おっ!さっき話していたタカアシガニもいるでござる!深海は神秘的な世界でござるな。



次のエリアには、養殖で育てられた海藻や魚たちがいるザマスわ。





マナさん、この透明な魚はなんでちか。



日本で昔から食べられているニホンウナギですよ。しかも、国の研究機関で人工的に育てられた完全養殖のウナギの稚魚なんです。



ウナギはどこで生まれどう育っていくのか謎の魚でしたが、最近は研究者によっていろいろなことが分かってきて、世界でも唯一幼魚水族館で年間を通じてウナギの稚魚・幼魚が見られるんですよ。



いろいろな人が魚の研究に携わっているんでちゅね。僕も魚の研究が気になってきたでちゅ。



こりゃチューベイの将来が楽しみでござるな!お、次の水槽には水辺に生きる幼魚たちがいるでござるぞ。





メキシコサラマンダーやミナミトビハゼなど、水辺独特の生き物でち!



メキシコサラマンダーは、ウーパールーパーの愛称で親しまれている生き物でちゅよね。



深海と水辺の幼魚や生き物は、個性的な生き物がいっぱいだったザマスわね♪
幼魚グッズがいっぱい





あぁ~やっぱりどの子も可愛かったザマスわ~♡マナさん、わたくし、かわいい幼魚のお土産が欲しくなったザマス。幼魚水族館にグッズショップはないザマスか?



ありますよ。「ミュージアムショップ幼魚屋」では、透明標本本体の展示に合わせえて、透明標本のボールペン、”はだかんぼーるぺん”が販売されていますよ。







透明標本は、展示の中にもあったでござるな!





そうですね。透明骨格標本という生き物の中にあるたんぱく質を分解、透明化して、さらに骨を染色した標本も販売されていますよ。



硬骨と軟骨が赤と青に染まっていてとてもきれいでちゅ♪







ショップにはほかにもオリジナルグッズがいっぱいありますよ。例えばこちらは、オリジナルデザインのTシャツです。



あらっ!背中にたくさんの可愛いイラストと魚名が描いてあるザマスわ。かわいいザマスわね~♪





お菓子もあるぞよ!なになに、リュウグウノツカイの幼魚の長さと同じ長さのバームクーヘンとな!?これは食べて確かめてみたいでござるな!





あ!フォトブースもあるでち。みんなで記念写真を撮ろうでち♪



いいですね!それでは皆さん撮りますよ、はいチーズ!
まとめ


幼魚水族館に生きる魚の子どもたち。漁港や海の水底をのぞくように、彼らがどのように生き抜いているかが垣間見えるスポットです。その生き様が魅力なのだとカリブ館長は伝えています。また、幼魚水族館は商業施設「サントムーン柿田川」内にあるので、買い物やランチ、映画なども一緒に楽しめることもポイントです。世界でも珍しい幼魚の世界をのぞきに行ってみてはいかがでしょうか?
【最寄りの空港から幼魚水族館までの交通アクセス】
羽田空港〜幼魚水族館 1時間30分〜2時間