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【岐阜】日本のど真ん中で隠れた魅力を再発見!『岐阜市』
岐阜って北側がメインだと思っていませんか?
岐阜県の観光地といえば、ルルさんはどこを思い浮かべますか?
「飛騨高山」「白川郷」「関ケ原」などですか。
そうですよね。もちろん「飛騨高山」「白川郷」「関ケ原」も魅力いっぱいの観光地ですが、穴場スポットの「岐阜市」を忘れてはいませんか? 岐阜市は澄んだ水が流れる長良川、古い町並みや温泉など魅力たっぷりの川原町、広大な景色を見下ろすことができる金華山などがあり、あの有名な戦国武将、織田信長ゆかりの地でもあるんですよ。
今回はその岐阜市の魅力に迫っていきましょう!
岐阜市は岐阜県南部、愛知県名古屋市からほど近い場所に位置しています。観光の拠点は、名鉄岐阜駅かJR岐阜駅を利用。中部国際空港からは名古屋鉄道の快速特急で約1時間で名鉄岐阜駅に、新幹線でお越しの場合は、名古屋駅で乗り換え、約20分でJR岐阜駅に到着します。
JR岐阜駅の2階には岐阜市観光案内所もあるので安心ですね。
手軽に気軽にハイキング!『金華山』
岐阜市の真ん中にそびえる標高329mの金華山(きんかざん)。5月上旬にツブラジイが満開になり山を黄色に染めることからその名はつけられたといわれています。市街地の中心地にありながらも、90%以上が天然の林で、リスやタヌキなどの野生動物や野鳥が多く生息しています。
豊かな自然が残る金華山は、手軽に登れる登山スポットとして大人気ですよね。登山道も10コース整備されていて、体力に合わせてコースを選ぶことが可能なのもいいですよね。
はい。どのコースを選んでも山頂までは30分~1時間で到達できるのも嬉しいポイントです。
さらに、体力に自信のない方も安心です。金華山のふもとにある岐阜公園からはロープウェーも通っています。岐阜公園内の山麓(さんろく)駅から山頂駅までは約4分で到着。岐阜の街並みを見下ろしながら、のぼっていけるこのロープウェー、登山とはまた違った魅力を発掘できるはずです。
では、私はロープウェーで山頂までのぼらせていただきます♪
天下統一はここから始まった『岐阜城』
金華山の頂上に立つのがこの岐阜城です。戦国三英傑(注1)のひとりである、織田信長の居城であり、戦国時代には難攻不落の城として知られていました。そのため「美濃(注2)を制するものは天下を制す」とも言われていたほどなんですよ。
(注1)戦国三英傑(せんごくさんえいけつ)とは戦国時代に天下を統一へ導いた戦国大名の呼称。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康のことを差す。
(注2)美濃(みの)とは、日本の昔の地名であり現在の岐阜県南部を指す。
現在建っているお城は1956年に復興され、鉄筋コンクリート造りの4階建て。城内では史料の展示を行っており、楼上は展望台になっています。
この場所が、天下統一を目指す信長公が見ていた景色なんですね~。
虫が苦手なんて言わせません!『名和昆虫博物館』
岐阜公園の中にある「名和(なわ)昆虫博物館」。この博物館は日本に現存する最古の”昆虫専門“の博物館なんです!設立は大正8年(1919年)。当時の趣を感じるレトロな建物が特徴的で、この建物は登録有形文化財に指定されています。
博物館の中には、鮮やかな羽をもつ蝶の標本がずらりと並んでいます。
きれいに配置され、美しい光沢を放つ姿はまるで輝くステンドグラスの様でうっとりしてしまいますね。
誰が見ても虫の魅力が伝わるように、デザイン的な配置を意識して展示しているそうですよ。
また、館内には昆虫標本を使ったクイズが13問あります。館内の標本をじっくり見ないと答えられないクイズが多いため、終わったころには昆虫博士になっちゃうかもですよ。
クイズに回答するとプレゼントが当たるキャンペーンも開催されているのですね。
はい。是非、ルルさんも参加してみてください。
金色の鳥居をみつけたら…『金神社』
JR岐阜駅から徒歩15分ほど、ビルや住宅に囲まれた一角にある「金神社(こがねじんじゃ)」。一般的な朱色の鳥居とは違って、金色の大きな鳥居が特徴です。こちらの神社が創建されたのは、西暦135年といわれており、なんと1900年もの歴史をもつ神社です。
こちらの神社の神様は古来より産業繫栄、金運招福、商売繁盛の神として信仰を集めてきました。地元の人からは「こがねさん」と呼ばれ親しまれていますよね。
そうです。さらに、この神社で人気なのが御朱印(注3)です。金神社では「Premium 金 Day」として、毎月の最終金曜日だけ特別な御朱印を授与しています。「金神社」の部分が見事な金色で書かれているのが特徴です。また、この日には限定のお守り「こがね守」も授与されていますので、ぜひ最終金曜日を狙って訪れてみてはいかがでしょう?
(注3)御朱印とは神社やお寺で、参拝者に向けて押印される印章のこと。参拝した日付、寺社名、御祭神、御本尊の名前を墨書きして下さるものが一般的。現代では参拝証のような役目をしている。
岐阜県民のソウルフード『岐阜タンメン』
日本でご当地グルメといえばやっぱりラーメンですよね!
はい。大好きです♪
岐阜にも有名なご当地ラーメンがあります!ニンニクと野菜のうまみを抽出した塩ベースのスープと、平打ちの細麺が特徴の「岐阜タンメン」。この岐阜タンメン、選べる辛さや豊富なトッピングが魅力なんです!
選べるトッピングの中には味玉や海苔など一般的なものから、プロテインや青汁といった一風変わったものも…。これは、不足しがちな栄養素をとって美味しく体にいい一杯を楽しめる工夫であるとか。ぜひ好みに合わせたオリジナルラーメンを作ってみてください!ちなみに、辛い物好きな方へのおすすめは5辛の味玉、ニンニク、しょうがトッピング!パンチのきいた味がお好みの方はぜひ試してみてください。
あと、マナさんご存じでしたか。「岐阜タンメン」発祥の地って実は愛知県なんですよ。
え?じゃあ岐阜タンメンって名前なのですか?
いえ違います。元々は愛知県で屋台営業していた岐阜タンメン、当時タンメンの知名度は低くあまり人気は出ず、存続の危機に…。ところが、たまたま見つかった岐阜の空き店舗で営業を始めてみたところ、お店は大ヒット!「お店を続けることができたのは岐阜の人たちのおかげだ」ということで、岐阜タンメンという名前が付いたとか。
そんな感謝の気持ちが詰まった岐阜タンメン。是非ご賞味ください。
お土産におすすめ!岐阜市の美味しい和菓子たち
1つめは、玉井屋本舗「登り鮎」です。登り鮎は鵜飼で有名な長良川の鮎をモチーフにとした焼き菓子で、玉子をたっぷり使った生地で求肥(ぎゅうひ)を包みきりっとした鮎の姿に仕上げています。カステラ生地と求肥の味のバランスも良く、もう一つと思わず手の出る美味しさ、どたなにも愛される所以(ゆえん)です。
2つめは、養老軒「ふるーつ大福」。1種類の果物が包まれたものが一般的ですが、養老軒の「ふるーつ大福」は一味違います!真っ白でふわふわのお餅のなかに、いちご・バナナ・栗といったいくつかの果物がホイップクリームと共に包まれています。ふるーつ大福の販売時期は毎年11月~5月までの期間限定になっています!いちごの収穫に合わせてひとつひとつ丁寧に手作りされているのも大きな特徴です。
どちらの和菓子も、すごく美味しそうですね。
朗らかな笑顔に見守られて『岐阜大仏』
ルルさんは岐阜に大仏があるってご存じでしたか?
はい。岐阜公園近くの「正法寺(しょうぼうじ)」ですよね。
その通り。日本三大仏のひとつにも数えられるほど大きな大仏さまが祀られています!こちらは釈迦如来像(しゃかにょらいぞう)で、高さはなんと13.7m!乾漆仏(注4)としては日本一の大きさです!
(注4)乾漆仏(かんしつぶつ)とは、木材で骨格を組み粘土を塗ったうえに、お経を書いた紙を張って漆塗りを施したあと、金箔を置いて作られた仏像
少し顔を下に向け、やわらかい微笑みを浮かべて優しく私たちを見下ろしてくれているようなこの大仏さまは、天保3年(1832年)に実に38年の歳月をかけて完成したと伝えられています。正法寺ができた江戸時代後期に今の場所に移り、以来ずっとこの場所で参拝者たちをやさしく見守ってきました。
岐阜大仏の内部には胎内仏として、薬師如来が祀られていますよね。
また、大仏殿の中は左右の壁に大仏様を取り囲むよう、108尊の羅漢像が並んでおり、この羅漢像の中に自分の肉親に似た顔が必ず一人は存在するといわれているんですよね。
ルルさんも自分や家族に似た顔の像を見つけてみるのも面白いかもですよ。
透き通った水に癒されて『長良川』
岐阜市中心部を流れる川「長良川」。166㎞にわたって岐阜県を縦断するように流れ、日本三大清流にも数えられるほど澄んだ流れが特徴です。
そんな趣ある町並みのなかで一風変わったスポットをご紹介致しますね。川原町に入ってすぐのところにある老舗旅館「十八楼」の前には、何やら「手湯」の文字が…。陶器の器の中には赤茶色の温泉が流れ込んでおり、手を浸けるために作られたものなのです。こちらは散策の途中、気軽に長良川温泉が楽しめるスポットとして注目を集めていますよ。
歴史と伝統の世界へ『ぎふ長良川の鵜飼』
長良川と言ったら有名なのが「鵜飼(うかい)」ですよね。
鵜飼とは、鵜という水鳥を使って鮎などの魚を獲る日本の伝統的な漁法のことですよね。
はい。1300年以上の歴史を持つ「ぎふ長良川鵜飼」は、用具一式が日本の重要文化財に指定されており、生きた芸術ともいわれるほどなんですよ。
鵜飼は5月11日~10月15日の夜に毎日行われます。伝統の衣装に身を包んだ鵜匠(うしょう)たちは、小船にかがり火を灯し夜の川を進みます。鮎が火の明るさに驚いて、逃げるところを鵜がくちばしで捕まえますが鵜の首には紐がまかれており、一定の大きさ以上の魚は飲み込めないため適度な大きさの鮎を捕らえることができます。
ひとりで10~12羽の鵜を操る鵜匠の技は見事なものですよね。
ただ、鵜飼を見るときはぜひ音にも注目してみてください。鵜匠が鵜を励ます「ホウホウ」という掛け声や、鮎を驚かすために船べりを叩く音、流れる水の音、燃えるかがり火の音。そんな音は、きっと1300年の時を超えた幽玄の世界へいざなってくれますよ。
川漁師の世界をもっと身近に感じて『ゆいのふね』
清流長良川をもっと間近に感じたいという人におすすめなのが、長良川漁船「ゆいのふね」の体験型プライベートツアー!こちらは実際にアユ漁に使用する舟に乗り込み、現役川漁師さんのガイドで岐阜城下の長良川を巡ることができる新しいスタイルの舟旅なんですよ。
最も人気のある10時出発便は所要時間120分の「長良川体験コース」。完全予約制で1グループ貸切のご案内です。
網を使った伝統的な鮎漁を間近でみた後には、炭火で焼いた天然鮎の塩焼きが味わえますよね。
他にも、重要文化財に指定されている用具で船の操縦を体験したり、川魚との出会いや、鵜飼や川漁師の歴史など、この地域固有の伝統文化を肌で感じることができます。
ここでしかできない貴重な体験の数々を、風光明媚(ふうこうめいび)な岐阜のロケーションとあわせて楽しみたいですね。
観光に役立つ情報
中部広域観光ポータルサイトの「Go!Central japan」から岐阜県の総合パンフレットをダウンロードできます!(英語、簡体字、繫体字、韓国語、インドネシア語、タイ語、フランス語、ベトナム語)他にも、ぎふ長良川の鵜飼や岐阜城、岐阜市のパンフレットもダウンロード可能です。(英語)
たくさんの隠れた魅力が詰まった岐阜市。歴史や伝統を大切にしてきた街だからこそ、ここでしかできない体験があふれています。ぜひ新しい魅力を発見してみてください!
【最寄り空港から岐阜までの交通アクセス】
中部国際空港から名鉄岐阜駅まで電車で55分ほど