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【京都】自然と歴史の宝庫!京都北西部エリアを巡る旅に出よう!
訪れる人の目を楽しませてくれる『金閣寺エリア』『嵐山エリア』
京都旅行の大本命は金閣寺!という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。京都有数の寺社仏閣が点在する金閣寺周辺は、日本の歴史を辿るのに持ってこいの観光エリアです。
京都市北西部にある三つの世界遺産・金閣寺・龍安寺・仁和寺を巡る「きぬかけの路」は、初めての京都散策にもおすすめですよね。
さらに!京都ならではの自然を感じるなら、嵐山は外せませんよね。桂川に架かる渡月橋や、野宮神社から大河内山荘へと抜ける竹林などが特に有名です。
仁和寺前から、嵐電で嵐山の中心地にアクセスできますので、きぬかけの路の散策が終わってから嵐山エリアへ移動することも可能です。同じ京都でも、違った景色が待ち受けていますよね。
京都一の輝きを放つ場所『金閣寺』
京都旅行される方で知らない人はいない!と言っても過言ではない、代表的な観光スポット金閣寺。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)といいますが、金色に光輝く舎利殿(しゃりでん)金閣から、金閣寺という通称が有名ですよね。
金閣の他にも、境内には見所がいっぱいあります!「陸船(りくしゅう)の松」と呼ばれる船の形をした松や、境内の高台にあり金閣を見下ろすことのできる茶室・夕佳亭(せっかてい)など、隅々まで見て回るなら、たっぷり時間を確保しておくのがおすすめです。
マナさん、金閣寺から徒歩一分の場所にある「金閣そふと」では、金箔が一枚ドーンと乗せられたソフトクリームを食べることができますよ。黄金のビジュアルは、かなりインパクト大じゃないですか。金閣寺参拝の思い出にお一ついかがですか?
圧巻!桜の名所『仁和寺』
京都では珍しい、道路に面した門・二王門がある仁和寺(にんなじ)は、888年に創建された寺院です。日本では、「枕草子」「方丈記」と並ぶ日本三大随筆である「徒然草」の、「仁和寺にある法師」の話でも知られていますよね。
皇室と所縁のある格式高いお寺で、仁和寺御殿と称される御所風建築物が見どころです。古くは、別の名を「御室御所(おむろごしょ)」といわれていたんだそうですよ。中門内にある遅咲きの桜林・御室桜(おむろざくら)も見どころの一つ。木の背丈が低いことでも有名で、五重塔を背景に咲く桜は圧巻です。
庭園と雲龍図は必見『天龍寺』
世界遺産にも登録されている天龍寺は、嵐山を代表する禅寺です。
法堂の天井に描かれた大迫力の龍・雲龍図が特に有名ですよね。
はい。この龍は、どの角度から見てもこちらを向いているように見えることから、「八方にらみの龍」ともいわれています。参拝の際には、様々な角度から龍を見上げてみてくださいね。
四季折々で表情を変える庭園も天龍寺の魅力ですよね。
そうです。曹源池庭園(そうげんちていえん)は、曹源池を中心に置いた池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)としても知られています。天龍寺最大の建物である大方丈から見た庭園は、まるで日本絵画のようです。さらにここは日本で最初の史跡・特別名勝に指定された場所でもあるんですよ!
過去にタイムトリップ!?『東映太秦映画村』
太秦(うずまさ)にある映画のテーマパーク・東映太秦映画村は、からくり忍者屋敷や立体迷路、お化け屋敷など、ワクワクするアトラクションが沢山ありますよ。実際にテレビや映画の撮影も行われているので、お気に入りのあんなシーンやこんなシーンを再現することができちゃいます。
時代劇のような本格的な変身体験も充実していて、遥か遠い昔の時代にタイムトリップしたような、面白い写真が撮れちゃいますね。
和の雰囲気満載な映えスポット『竹林の小径』
ぜひ一度、着物姿で訪れてみたい嵐山の「竹林の小径(ちくりんのこみち)」。約400mも続く竹林は、和の雰囲気に浸れる大人気スポットです!竹林は夏でも涼やかで、厳しい暑さに見舞われる都心部とは違った、爽やかな空気を感じられます。
また、12月には、嵐山花灯路(あらしやまはなとうろう)の一環として、ライトアップが行われます。青々とした竹が美しい日中とは違い、まるで異次元にいるような幻想的な写真を撮ることができますよ。
趣のある風景は、SNS映え間違いなしですね。
ベジタリアンフレンドリーなお店『嵯峨とうふ稲』
マナさん、嵐山の名物ともいえるのが、豆腐や湯葉ですよね。天龍寺門前、そして竹林前にそれぞれ店舗を構える「嵯峨とうふ稲(Ine)」では、おいしい自家製豆腐と湯葉が食べられると評判なんですよ!
さらに、ベジタリアンにフレンドリーな「ベジタリアン御膳」が用意されているのも、この店ならではの嬉しいポイント。ベジタリアン御前は、京料理で多く使用されている鰹出汁を使わず、豆腐と湯葉がメインの植物性にこだわったメニューですから、どなたでも安心して食べることができます。
京都ならではの心遣いを感じますね。
子どもたちの通過儀礼『渡月橋』の言い伝え
竹林と並ぶ嵐山のシンボル・渡月橋。渡月橋という名前の由来は鎌倉時代、亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る(月が橋を渡っていくようだ)」と述べたことが始まりとされています。それまでは別の名前で呼ばれていたんだそうです。
また、渡月橋のすぐ近くの嵐山中腹に位置する法輪寺には、数え年で十三歳になった子どもたちが、知恵を授かるための通過儀礼「十三まいり」に訪れます。十三まいりを終えた子どもたちは、渡月橋を渡って京都市内へと戻るのですが、ここで一つ注意すべき言い伝えが…。
言い伝えって何でしょうか?
はい。それは「渡月橋を渡り終えるまで、後ろを振り返ってはいけない」ということです。
なんでも、後ろを振り返ってしまうと、お参りでせっかく頂いた知恵を返してしまうことになるんだそうです。十三まいりの時期は旧暦の3月13日前後。この時期になると、晴着をまとった子どもたちの姿が見られるかもしれませんね。
女王が称賛した世界一の石庭『龍安寺』
今や、世界一有名な枯山水(注1)の石庭をもつ龍安寺。これほどまでに世界中で知られるようになったきっかけは、1975年、イギリスのエリザベス女王が公式訪問された際に、龍安寺の石庭を称賛したからなんだそうです。
石庭に配置された石は全部で15個。しかしこの石、どの角度から見ても、全てを見ることができないんです。別名「虎の子渡しの庭」「七五三の庭」とも呼ばれていますが、作者の意図は謎のまま。どのような意図で作られたのかを考えながら庭を眺めると、新しい思想に辿り着くかもしれませんね!
(注1)水を使わず、石や地形を利用して山や川を表現した庭園のこと。
知ってた?実は『小倉あん』発祥の地
マナさん、ご存じでしたか? 小倉山の麓に広がる二尊院は、小倉あん発祥の地なんですよ。
小倉あんとは、つぶし餡やこし餡に、蜜で煮た大納言を加えたもののことですよね。
そうです。二尊院の入口にある四季庵では、大納言小豆たっぷりのぜんざいを食べることができるんですよ。
美味しそうですね~。
また、二尊院境内には「小倉餡発祥之地」という石碑が立っており、そこには小倉あん発祥の由来も記されているんです。
今宮神社を参拝した後は『あぶり餅』を食べなくちゃ!
古くから、今宮神社へ参拝した帰りには、あぶり餅を食べるというならわしがあります。あぶり餅とは、きな粉をまぶした餅を親指サイズにちぎり、竹串に刺して炭火であぶったものに、白味噌のたれをつけたものです。
厄除けのご利益があるといわれているんですよね。
今宮神社の門前には「一和(いちわ)」と「かざりや」の二軒のお店が向かい合っており、白味噌のたれの味が違うそう。一人前13本で500円。13本と聞くと、ちょっと多いかな?と思ってしまいますが、一口サイズなのでぺろりと食べられちゃいますよ。
せっかくなら、二つのお店の味を食べ比べてみたいですね。
重力にも負けない!?『お豆腐ソフトクリーム』
マナさん、突然ですがソフトクリームをひっくり返したらどうなるでしょうか?
そんなことをしたら、当然、下に落っこちてしまいますよね。
ところが嵐山には、ひっくり返しても落ちない、重力にも負けないソフトクリームがあるんですよ。
!!!
そんなソフトクリームを食べられるのが、豆乳スイーツのお店・京豆庵です。
こちらで販売されている「お豆腐ソフトクリーム」は、その名の通りお豆腐をふんだんに使ったソフトクリームです。普通のソフトクリームより、もっちりとした食感が特徴で、濃厚さ故に逆さにしても落ちないんだとか。思わず、ひっくり返して写真に収めたくなるようなソフトクリームですね♪
嵐山、夏の風物詩『鵜飼』
京都の夏の風物詩である鵜飼は、嵐山の大堰川(おおいがわ)でも見ることができますよ。
鵜飼とは、海鵜を訓練して川魚などを獲る伝統漁法のことですよね。
そうです。日本書記に登場するほど長い歴史を持ち、ここ嵐山では、千年も前から行われていたんだそうです。鵜飼は乗合船や貸切船から見ることができますので、鵜匠と海鵜の息の合ったパフォーマンスをぜひ間近で見てみてください。
『トロッコ列車』の旅へ出発!
嵐山に来たらぜひとも体験してほしいのがトロッコ列車です。
たまには、雄大な自然を眺めながら、のんびりとした時間を過ごすのも悪くないですよね。
乗車駅は全部で四つあり、JR京都駅から向かうのであれば、トロッコ嵯峨駅へのアクセスがスムーズです。チケットは全席指定、途中下車は無効なのでご注意くださいね。
普通運賃(片道)は630円です。
ルルさん、準備ができたら、いざ!トロッコ列車の旅へ出発ですよ!
まるで美術館のような銭湯『船岡温泉』
京都の隠れた名所・船岡温泉街。昔はいくつかの温泉が立ち並んでいたようですが、時代とともに町も移ろい、現在も銭湯として営業を続けているのは「船岡温泉」の一軒のみ。今ではこの温泉街の顔となっているんだそうです。
船岡温泉でまず見てほしいのが、国の登録有形文化財に指定されている唐破風(からはふ)造の建物、そして脱衣所の天井にある天狗と牛若丸の彫刻。さらに、浴室へと続く渡り廊下は、鮮やかなマジョリカタイルで彩られていて豪華絢爛です!
銭湯というより、美術館にいるような気分になる芸術品の数々ですね。
はい。一見の価値ありですよ。
不思議な世界への入口…?『キモノフォレスト』
嵐電・嵐山駅の「はんなり・ほっこりスクエア」には、パッと目を引く華やかなポールが立ち並んでいます。色とりどりのポールは約600本!しかもこれ全部、京友禅の生地なんですよ。夕刻にはライトアップが行われ、より一層艶やかな空間になります。
素敵~。暗闇に浮かび上がるポールは、まるで不思議の世界へと続く入口のようですね。
日本のお土産をもっと特別に『あつらえ箸』
お箸は、日本食を食べる時に非常に重要ですよね?
はい。菜箸は料理をする際にも使用しますし、最近では、エコのためにMy箸を持ち歩いている方もいらっしゃいますよね。
仁和寺と妙心寺を結ぶ一条通の真ん中には、あつらえ箸専門店がありますよ。
京都おはし工房では、様々な素材から好きなものを選び、「指先に伝わる使いやすさ」「唇で感じる口当たりの良さ」を追求したMy箸を作ることができます。
日本のお箸はお土産としても大人気ですよね。
是非、プレゼントする相手をイメージして、お箸を選んでみてください。喜んでいただけること間違いなしです!
観光に役立つ情報
嵐山観光にお得な乗車券「京都・嵐山1dayパス」が、春、秋それぞれ期間限定で販売されています。嵐電全線と京都バスの嵐山エリアが乗り放題!阪急電車各駅、嵐電主要四駅で購入可能です。大人1,300円。
さらに、バス・嵐電一日券も販売されています。こちらは大人1,100円。四条大宮、帷子ノ辻、嵐山、北野白梅町の主要四駅と、京都市交通局各案内所、定期券売所で購入可能です。
京都観光オフィシャルサイトでは、繁体字を含む13の言語に対応。エリア別観光情報や、「京の用語集」という京都にまつわる言葉の紹介もされています。観光タクシーや観光案内所の情報も掲載されているので、旅の計画時に役立つこと間違いなしですね。
≪最寄り空港から京都市への交通アクセス≫
・大阪国際空港(伊丹空港)から京都市までバスで55分ほど
・関西国際空港から京都駅まで1時間15分ほど