各施設で臨時休業、時短営業及びサービス内容の変更など実施されている場合がございますので詳しくは公式HPをご確認ください。
【大阪】大阪くらしの今昔館には夜が来る|見どころを徹底解説
大阪くらしの今昔館で江戸時代にタイムトリップ!
マナさん、「大阪くらしの今昔館」って知っていますか?
「大阪くらしの今昔館」ですか?たしか、大阪の昔の暮らしを体験できるミュージアムのことですよね。
やっぱり知っているんですね!実は、インスタ映えするスポットという噂を聞いて、行ってみたいな~と思っているんですけど……
なるほど、それでは昔の大阪の暮らしを学ぶためにも行ってみましょうか。
やったぁ♪
大阪くらしの今昔館の料金やアクセスは?
ちなみに、今はない大阪の暮らしが覗けるということは、やっぱり料金は高いのでしょうか?
「大阪くらしの今昔館」の入館料は、大人600円です。300円の別料金で企画展示もあるのですが、両方見られるセット券800円を買えば割引になりますよ。
それはお得ですね!せっかくなのでセット券を購入することにしましょうよ。ちなみにアクセスなのですが、どうやって行くのがスムーズなんでしょうか?
「大阪くらしの今昔館」の最寄り駅は、大阪メトロ・阪急電鉄「天神橋筋六丁目」です。3号出口に直結した施設なので、電車を降りたらエレベーターで8階にあるミュージアムまで上がれますよ。
最寄り駅に直結しているなら、迷うこともなさそうですね♪
そうですね。エレベーターで8階に到着したら、チケットカウンターで発券してもらいます。エントランスをくぐって長いエレベーターに乗りこみましょう。ミュージアム最上階の10階「展望フロア」まで登れますよ。
よし、ではさっそく「大阪くらしの今昔館」にレッツゴー!
見どころ(1)真上から見降ろす1830年代の大阪
マナさん、見てください!エレベーターの壁際に、大きな絵が飾られていますよ。
これは、当時の大阪にあった「堂島米市場」の様子を描いた絵ですね。
米市場ですか……。わわっ、壁から賑やかな声も聞こえてきますよ。
町の人々が飛び出してくるような立体的な仕掛けもあって、本格的ですね。
入ってすぐに大阪の昔の暮らしに触れられるなんて、ワクワクが高まりますね♪
あっ!ルルさん、どうやら10階に到着したようですよ。
わぁ~窓の外に巨大な町並みが……!この建物にはどんな仕掛けがあるのでしょうか?
それはですね……私が説明するより、アナウンスに耳を傾けてみてください♪人間国宝と呼ばれる落語家の、桂米朝さんが解説してくれますよ。
「上方落語」ってやつですね!…ふむふむ、1830年代の大阪を再現しているんですね!
長屋に光を取り込むための天窓や、一棟一棟違う鬼瓦のデザインなど、当時の大阪ならではの建築を間近に見られるのが興味深いですよね。
そうですね。あっ!一つ下の階では実際にこの町並みを歩けるそうですよ。
それでは9階に降りてみましょう。
見どころ(2)江戸時代の大阪の町並みにトリップ
木戸門をくぐると……ん?なんですかこれ!想像以上にリアルな町並みが続いていますよ。
ここは約200年前の大阪を再現した、架空の町「大坂町三丁目」です。
へぇ~お風呂屋さんに人形屋さん、唐物屋さんなど架空の町なのにちゃんと店主さんの名前や家族構成まで決まっていて、手が込んでいますね!
そうですね。人形屋さんにはコマやけん玉、本屋さんには浮世絵や番付など、当時の流行がきちんと反映されているのもすごいですよね。
再現度が素晴らしいです。それに、実際に中に入れる建物もあるんですね!
はい、当時の台所を覗いたり、座敷に上がって将棋をさしたりするところもありますよ。
それは楽しそうですね♪あれ、マナさん、あの店先にいる方は誰でしょうか?
あの方は、ここ「大阪くらしの今昔館」のボランティアガイドを務める「町屋衆」の方ですね。町並みを詳しく解説するツアーを行ったり、昔遊びを教えてくれたりもしますよ。
昔の大阪を知るスペシャリストなんですね!
そうです。また、入口にあるお風呂屋さんはシアターになっていて、お風呂屋さんの仕組みを知ると同時に、当時の大阪の暮らしを学べますよ。
それなら町並みを散策する前に、そこで勉強していきましょうよ♪
見どころ(3)季節や時間の移ろいまで緻密に再現
ふ~「風呂屋シアター」での解説、とっても参考になりましたね♪
これでもっと「大阪くらしの今昔館」を楽しめそうですね。
…って、あれ?なんだかあたりが暗くなっていませんか?
よく気がつきましたね。ここの見どころの一つが、時間の移ろいを反映させていることなんですよ。
そうなんですね?!とことんリアルにこだわっているんですね!
1日を45分間隔で再現していて、時間の経過とともに聞こえてくる音も変わるので、ぜひ耳を傾けてみてください。
わわっ、あっという間に真っ暗ですよ!そうか、江戸時代に街灯はないから、本当に真っ暗になっちゃうんですね~
時間もそうですが、季節もしっかり反映されているんですよ。特に4月から8月は天神祭の飾りつけになって、夜は映像のなかで花火も打ちあがるので要チェックですよ。
時間だけでなく、季節も体感できるなんて素敵ですね♪
それにルルさん、インスタ映えを狙うなら、路地裏や屋根の上にも注目してみてください。大阪の町でくつろぐ動物たちや、隠れたこだわりがまだまだ発見できますよ。
あっ、感動のあまり写真を撮るのを忘れていました!さっそくチェックしてみま~す♪
見どころ(4)床一面に広がる大阪市パノラマ地図
10階、9階を堪能したら、次は8階に行ってみましょう。
はい!8階にはなにがあるのかなぁ~
8階には、明治・大正・昭和期の大阪を模した常設展示があります。このフロアの目玉といえば、床に大きく表現された「大阪市パノラマ地図」ですよ。
わぁ~大きな光る地図!床一面に展示されているので、存在感がありますね。あっ、天神橋や中之島公園もみっけ!
ルルさん、せっかくなので周りのジオラマ展示も見てみましょう。大正期の天神祭や、昭和初期の心斎橋筋商店街を模した展示もありますよ。
スイッチを押すと模型が動く仕掛けもあるんですね。すご~い!
景色や人の動きがリアルで見入ってしまいますよね。
…あれ?あの華やかなテーマパークのような模型は、どこを模したものなのでしょうか?
あれは明治期の、通天閣を含む新世界の模型ですね。
あれが当時の通天閣ですか?!今のイメージとは少し違っていますね……
通天閣ができた当初は、まさにパリのエッフェル塔のような佇まいで、周辺は「ルナ・パーク」と呼ばれる遊園地だったそうですよ。
へぇ~知らないことがたくさん知れて、ワクワクしちゃいますね♪
それでは昔の大阪をもっと知るために、当時の暮らしをストーリー形式でつづる「住まい劇場」の映像や模型もチェックしていきませんか?
いいですね!20分ほどのストーリーで、手軽に見られそうですしね。
八千草薫さんのナレーションと、展示の場面転換にも注目してくださいね。
大阪くらしの今昔館は体験イベントも充実
あ~「大阪くらしの今昔館」を堪能しましたね。昔の大阪の暮らしぶりが知られて、とっても勉強になりました!
それは良かったです。所要時間は1時間くらいでしたね。
はい。大阪観光の一つに取り入れても、ちょうどいい時間ですよね♪
ちなみに、「大阪くらしの今昔館」では今日見た展示だけではなく、参加型のイベントやワークショップも随時開催しているんですよ。
えっ!そうなんですか?どんなイベントをやっているんですか?
つまみ細工や削り花づくりのワークショップをはじめ、町家店の間で狂言や座敷舞、和楽の鑑賞イベントなどがあります。
いろいろあって目移りしちゃいますね♪
まとめ
江戸時代から現代にかけての、大阪の暮らしぶりを学べる「大阪くらしの今昔館」。長いエスカレーターをのぼると、江戸期の町並みがすぐそこに広がります。風呂屋や呉服屋などが立ち並ぶ、再現度の高い町並みは足を運んでみる価値あり。完成当時の通天閣や心斎橋筋商店街を模した展示や、床一面に広がる大阪市パノラマ地図も要チェックです。また、昔の大阪を体験できる、伝統芸能やつまみ細工づくりなどのイベント・ワークショップにも注目してみてくださいね。
【最寄り空港から大阪くらしの今昔館までの交通アクセス】
大阪空港駅から大阪モノレールで山田駅まで約15分
山田駅から阪急電鉄で天神橋筋六丁目駅まで約25分(計 約50分)