二尊院 宿坊えんときで心のデトックス!


ルルさん、日本に来てからグルメばっかり楽しんでいませんか?

だって日本にはお寿司やラーメン、天ぷら、焼き鳥、すき焼きなど・・私を誘惑するグルメが多すぎるんですもんっ♪

たしかに美味しい食べ物は多いですけど…、たまには日本らしい修行をしてみませんか?

しゅ、修行ですか!?

そう、修行です。山口県長門市にある「二尊院 宿坊えんとき」は、住職と一緒に滝行体験や写経などさまざまな体験と宿泊ができるお寺なんです。

お寺に泊まるなんてめったにできる体験じゃないので楽しそうですね!

食事は手作りの精進料理で、朝はご本尊様に向かって読経をする勤行を行うなど、住職の生活を体感できるので仏教を身近に感じられるはずですよ。


本格的ですね。ところで「えんとき」ってどういう意味なんですか?

「えんとき」とは、もつれてしまった縁の糸をほどき、これからの人生に必要な糸だけを選んで、もう一度結びなおすことです。なにかとうまくいっていない人でも、住職が懺悔カウンセリングで縁の糸を整理してくれるので、心がスッキリしますよ。

修行体験だけじゃなくてカウンセリングもしてくれるとは素晴らしいですね。

それと、二尊院の境内には絶世の美女として知られる楊貴妃の墓もあり、お参りすると「安産・子宝・縁結び」のご利益があるとされています。

縁結び…!!それは絶対行くしかないですね。さっそく泊まりに行きましょう!
二尊院を参拝しよう!


二尊院は、絶世の美女・楊貴妃が戦乱を逃れてたどり着いたとされていて、境内には大理石でできた3.8メートルの楊貴妃像と「楊貴妃の墓」と伝えられる五輪塔が建っています。

楊貴妃にゆかりのあるお寺なんですね。

「楊貴妃の墓」にお参りをすると、きれいな子供を授かるとされているため女性の参拝客が後を絶たないんだとか。

早くいい人が現れますようにってお願いしておかなきゃっ…!

ディーン様みたいな素敵な方に出会えますように・・・おねがいっ

希望をすれば住職が本堂で祈祷もしてくれますよ。
パワースポットの高滝山で滝行体験


修行といえば滝に打たれてお経を唱える滝行です。二尊院 宿坊えんときでは、向津具半島(むかつくはんとう)の修験霊場で住職の案内のもと安全に滝行が行えるんです。

滝行で使うものはほとんど貸してくれますが、ビーチサンダルは履きなれた物のほうが良いので持参するのがおすすめです。宿泊の場合は、部屋に用意してあるタオルを利用できますよ。

滝行って初めての人でもできるんですか?お経も知らないし、きちんとできるか不安です…。


お経は住職の後に続いて読み上げるので、お経を知らなくても大丈夫です。滝の水は冷たくて最初はつらいと感じるかもしれませんが、無心でお経を繰り返し読み上げることで煩悩が取り払われて頭や体がスッキリするとされていますよ。

つ、冷たいけど…修行よ!

頑張れ私っ!

なんだか体だけでなく心まで清められた気がします…!

滝行をしている風景は住職が撮影してプレゼントしてくれるので、いい思い出にもなりましたね!
絶景を見ながら厄除けクルージング


二尊院 宿坊えんときは目の前に美しい日本海と一年を通じて穏やかな油谷湾が広がっています。

きれいですね~♪せっかくだから海も堪能したいなぁ~。

それなら厄除けクルージングをしましょう。住職が操縦する漁船に乗り「角島大橋」や「俵島」を周りながら厄除けをする体験ですよ!

観光と厄除けが一緒にできるのがいいですね!

ちなみに厄除けってどんなことをするんですか?

土でできた厄玉を海に投げて船上から厄払いをして心身を浄めます。

船の上でお祓いをするなんて珍しいですね!


心がスッキリしましたか?海のコンディションがよければ、絶景の角島大橋の下をくぐってSNS映えする写真も撮れますよ!
住職とお話ししながら和ろうそく作り!


せっかくだから、なにかお土産を買っていきたいけどなにがいいかなぁ。

それなら自分で作った和ろうそくなんてどうですか?

和ろうそくってなんですか?


和ろうそくは、植物の櫨(はぜ)の実を原料とするろうそくです。溶かしたろうそくを何度も燈芯につけて徐々に太いろうそくに仕上げていきます。作った和ろうそくは持ち帰れるので、お土産に最適ですよ♪

それはいいですね。お寺ならではの体験ができて嬉しいです。

和そうろくを作りながら住職といろいろなお話ができるのもポイントですよ。

住職と楽しくおしゃべりをしながら和ろうそくを作っていたら、時間が立つのがあっという間ですね!
宿泊者は無料で体験できる絵写経や座禅


二尊院 宿坊えんときの宿泊者は、絵写経や座禅を無料で体験できるのでぜひやってみましょう!

絵写経?

写経はお経の一つである般若心経や短い真言を紙に書き写すことで、写仏は仏様の絵を下書きに沿って書き写すことです。つまり絵写経とは、写経と写仏を一緒に行うことになります。

なるほど~。では、気を引き締めて書いていきます!

心を落ち着かせて集中してくださいね。

・・・絵がうまくかけなくてちょっとヘンになってしまいました~。

絵写経の目的は自分自身と見つめ合ったり、仏様をより身近に感じたりすることです。絵や字の上手い下手は気にしなくて大丈夫ですよ!自分で書いた絵写経は、持って帰ることもできますし、ご本尊様に奉納することも可能です。

せっかくなので持って帰ります♪マナさんはなにかやりたい体験ってないんですか?


私は座禅体験をしたいです。あぐらに似た半跏座で座りながら呼吸に集中すると落ち着くし、自分を俯瞰(ふかん)して見られるようになるので悩みがスッキリするんですよ。

ふ、深い…!いいですね。私もやります!
和室のお部屋で精進料理を堪能


たくさんの修行体験をしたらお腹が空いてきちゃいましたね。


ご飯はお部屋で精進料理を食べられますよ!精進料理とは、簡単に言うと動物性食材を使わない僧侶特有の食事のことです。

その代わりたくさんの野菜が使われているんですね~!すごく美味しそうです。

料理はすべて地元の食材を使って手作りされたものなので、心まで満たされた気分になりますよね。

私、お肉が好きなので最初は物足りないかな~と思ったんですが…お腹いっぱい!大満足です♡

部屋で食べられるものいいですね。食べた後はすぐにお布団へダイブできますからっ♪

ルルさん、今日1日いろいろな修行をして、なんだか心も体もスッキリした気がしませんか?

スヤスヤ・・むにゃむにゃ・・

あらら…疲れて寝ちゃったみたいですね。わたしも生まれ変わった気持ちで明日からまたいろんなことを頑張れそうです♪おやすみなさい。
まとめ

二尊院 宿坊えんときは、住職の生活を体験できる1日1組限定の宿坊です。今回紹介した体験以外にも、琴で「さくら」を奏でるお琴体験や炎の前でお経を唱える護摩行(ごまぎょう)体験などもあります。
滝行や座禅などで心も体もリフレッシュできるので、特別な体験をしてみたいという人は、二尊院 宿坊えんときに宿泊してみてはいかがでしょうか♪
【山口宇部空港から二尊院 宿坊えんときまでの交通アクセス】
山口宇部空港~二尊院 宿坊えんときまでまで車で1時間40分ほど