【秋田】なまはげ館と男鹿真山伝承館でドキドキのなまはげ体験

なまはげ館

各施設で臨時休業、時短営業及びサービス内容の変更など実施されている場合がございますので詳しくは公式HPをご確認ください。

目次

男鹿のなまはげに会いに行こう

komepapa

なぐ子はいねが〜!わり子はいねが〜!

Komemaru

わあ!パパ、急にどうしたんでちか?!なんだか怖いお面もつけているし……

komepapa

コメマル、これは「なまはげ」でござるよ。

Komemama

はぁ~びっくりしたザマス!で、なんて言っていたんザマス?

komepapa

秋田県の男鹿市に伝わる伝統行事で「泣く子はいないか、悪い子はいないか」と言っていたでござる。コメマルが最近ゲームばかりしているから、なまはげになって戒めに来たでござる!

Komemaru

ひぃ〜!僕ちん、ちゃんと勉強もするでち!

Mana

コメパパ、秋田県男鹿市に、なまはげの歴史を学ぶ「なまはげ館」や、なまはげ体験ができる「男鹿真山伝承館」があるんですけど行ってみませんか?

Chu-bei

本物のなまはげが見られるんでちゅよね。

Komemama

それはぜひ見てみたいザマスわ!

komepapa

よーし!ではさっそく、なまはげ館へ出発するでござるか!

なまはげ館とは?

Mana

なまはげ館は、秋田県男鹿市にある施設で、男鹿市の伝統的な習俗である「なまはげ」についての展示を行っています。

Komemaru

パパが怖いお面をつけてなまはげのマネをしていたけど、なまはげっていったいなんなんでちか?

Mana

なまはげは、鬼のような仮面をつけ藁の衣装をまとった、神様の使い(来訪神)です。毎年12月31日に「怠け者はいねが。泣く子はいねが。」と声をあげながら家々を回り、一年の行いを戒め、厄災を祓い、豊作や吉事をもたらすとされています。

Komemaru

へぇ~神様の使いなんでちね!

Mana

そうなんです。2018年には男鹿のなまはげを含む全国の来訪神行事10件が、「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

Komemama

世界遺産なんザマスのね!それは益々楽しみザマスわ♪

Mana

また、毎年2月の第2金・土・日には「なまはげ柴灯(せど)まつり」が開催されます。松明を持ったなまはげが山から降りてくる勇壮なお祭りですよ。

komepapa

ところで、なまはげ館まではどうやっていくのでござるか?

Mana

まずは秋田空港へと向かい、次に秋田空港から秋田駅までバスで移動します。続いて、秋田駅から男鹿駅まで電車で移動し、男鹿駅から路線バスや乗合タクシーを利用してなまはげ館に到着です。

Komemama

長旅ザマスわね。でも、秋田県や男鹿市の自然を車窓から眺められて、なんだか得した気分ザマスわね♪

スマートフォンで簡単になまはげに変身しよう!

Mana

さあ、なまはげ館に到着しましたよ!

komepapa

おぉー!入り口にさっそく、大きななまはげが立っているでござるぞ!

Mana

迫力がありますよね。さあ、まずは男鹿に伝わる民具や丸木舟の展示をしている「神秘のホール」です。こちらでは映像、グラフィックパネル、パソコン検索装置などでなまはげを生み、育み、伝承してきた男鹿特有の風土を紹介しています。

Chu-bei

ところで、なまはげは、なぜ包丁と桶を持っているんでちゅか?

Mana

これは、なまはげの由来に関係しています。なまはげの語源とされているのが「なもみはぎ」です。

Mana

なもみとは、寒い日に囲炉裏にずっと当たっていると手足にできる火型のことです。なもみができるということは、ずっと囲炉裏端にいて怠けている証拠であり、なまはげはこのなもみを包丁で剥いでいくとされています。

komepapa

それは大変でござる!ワシもあまり怠けていられないでござるな!

Mana

そうですね♪ちなみに、「神秘のホール」を抜けるとなまはげ変身コーナーがあります。デジタル技術を利用して、手持ちのスマートフォンで簡単になまはげに変身できるコーナーなんですよ。

komepapa

おっ!これは気軽にできるし、スクリーンショットでいろいろななまはげ姿を残せて楽しいでござるな!

なまはげ館の最奥には男鹿市内各地区のなまはげが勢ぞろい!

komepapa

おお!なまはげ館の一番奥には、いろいろなお面のなまはげが並んでいるでござるぞ!

Mana

ここには150枚以上のなまはげ面が展示されているんですよ。

Komemama

地域によってお面の表情が違うのね。

Mana

そうなんです。本来、面は各地区の人達が、様々な材料を使って作ります。現在でも約90の集落で大晦日になまはげ行事が行われており、この中には現役のお面もあるそうですよ。

Komemaru

僕ちん、この赤いお面がかっこよくて好きでち!

Mana

いいですね!では、圧巻のなまはげ達をバックに記念撮影といきましょうか♪

男鹿真山伝承館でドキドキのなまはげ体験!

Mana

さあ、続いては、なまはげ館の隣に立つ「男鹿真山伝承館」へ行ってみましょう。

Komemama

ん?古い家のようザマスわね。ここでは何を見学するんザマスか?

Mana

男鹿真山伝承館では、地元真山地区の実際になまはげが家にやってくる様子を実演しているんですよ。

Komemaru

えっ!本物のなまはげを見られるんでちか?!ドキドキしてきたでち……

komepapa

お、実演が始まったでござるぞ。あれ!?なまはげではなく、先に男性が家にやってきたでござるぞ。

Mana

この方は「先立(さきだち)」といって、家の主人になまはげを入れても良いかを事前に確認しているんですよ。

Chu-bei

なまはげは急にやってくる訳ではないんでちゅね。あっ!なまはげの荒々しい声が聞こえてきたでちゅよ。

Komemaru

うわー!なまはげが大きな足音で、大声をあげて、家に入ってきたでち!これは大迫力でちね~

Komemama

壁や扉をバンバンと叩いて、勇ましいザマス!きゃー!私たちのところまで来たザマスー!

Komemaru

僕ちん、なまはげに話しかけられたでち!勉強をしっかりやっているか聞かれたでちよ!怖かったでち〜

komepapa

家の人が、なまはげをなだめているでござるぞ。料理やお酒を出して、もてなしているのでござるな。

Mana

そうですね。今年一年の家族の行いを聞き、来年も家族が元気で過ごせるよう願いを込めてお山に帰って行きます。

Komemaru

ふぅ〜!ドキドキのなまはげ体験だったでち!僕ちん、これからはなまはげに怒られないようにお手伝いや勉強を頑張るでち!

Komemama

あら、それは嬉しいザマスわ。マナさん、コメマルが今日の事を忘れてしまわないように何か記念になるものを買っていきたいんだけど……

なまはげ館オリジナルのお土産を買おう!

Mana

なまはげ館内の売店にはオリジナルのお土産があり、お菓子や工芸品、Tシャツなどいろいろなお土産を購入できますよ。

Komemaru

わあ!ここにもなまはげのお面がいっぱいあるでち!僕ちんお土産にお面が欲しいでち!

komepapa

なまはげの顔がプリントされた、なまはげ館オリジナルのTシャツもいいでござるな。着るだけでパワーが出そうでござる。

Mana

そうですね。他にも「なまはげもろこし」などお菓子のお土産もたくさんありますよ。もろこしは秋田銘菓で、あずきの粉を使った、やわらかい口溶けが特徴のお菓子です。

Komemama

地元の特産品もたくさんあって、お友達へのお土産にも喜ばれそうザマスわね♪

Mana

コメママにはこちらの「男鹿のナマハゲフェイスパック」がおすすめですよ。なまはげデザインのパックで、つけるとなまはげの顔になれるんです!

Chu-bei

お面よりリアルでちゅね……

Komemama

ご当地ならではのお土産で、お肌も綺麗になれちゃうなんて、これは私にピッタリのお土産ザマスわ♪

≪なまはげ館≫
住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
営業時間:8:30~17:00
定休日:年中無休
料金:大人550円、小中高生275円

≪男鹿真山伝承館≫
住所:秋田県男鹿市北浦真山字水喰沢
営業時間:4~11月:9:00〜16:30 30分おき(12:00、12:30、13:00を除く)、12~3月:9:30〜15:30 1時間おき(12:30を除く)
定休日:年中無休
料金(なまはげ館との共通入館料):4~11月:大人880円、小中高生550円 15名以上の団体:大人825円、小中高生440円 30名以上の団体:大人770円、小中高生330円 12~3月:大人1,100円、小中高生770円

まとめ

石川千秋さん ナマハゲ面づくり実演

男鹿市に伝わるなまはげの習俗が学べるなまはげ館。ナマハゲ面彫師である石川千秋さんが、不定期でなまはげのお面手彫り実演を行うなど、地域に受け継がれる伝統を間近に見ることができます。迫力満点のなまはげ体験は、世界でここでしかできない体験です。ぜひ、なまはげの世界を体感しに訪れてみてはいかがでしょうか。

【最寄り空港からなまはげ館までの交通アクセス】
秋田空港〜なまはげ館 1時間〜1時間30分

ライター:iijima
【写真提供】
なまはげ館
男鹿なび

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