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【石川】 自然と共に生きる能登半島①
温泉もグルメも体験も詰め放題!『能登半島』をご紹介
美しい日本海と豊かな自然に恵まれた「能登半島」は、絶景スポットや美味しいグルメが盛りだくさんなんですよ!
素晴らしい宿泊施設が集まる和倉温泉や日本海で獲れた海鮮グルメ、自然を活かしたお米・野菜など、どれをとっても満足すること間違いなしですね!
広い能登半島の魅力を少しでも多くお伝えするために、今回は「内陸側の能登エリア」に的をしぼってご紹介しますね。
突然ですが、ルルさん。左手を出してグッドマークを作ってみてください。そのまま親指をほんの少し曲げてみましょう。
親指を曲げてみましたが、何かありましたか?
この形を日本地図と見比べた時、とても似ている所ありませんか?
・・・・・あっ
そうです!そこが「能登半島」です。石川県の印象が強いですが、実は富山県氷見市も能登半島に含まれており、県を跨いだ日本海側最大の半島なんですよ。
能登で暮らす人々は昔から山や海と丁寧に付き合い、共に生きてきました。その点が評価され、2011年に「能登の里山里海」は、日本で初めて世界農業遺産に選ばれました。
能登の人々の暮らしがいっぱい詰まった世界農業遺産なんですね。
また、2015年に北陸新幹線が金沢まで開通したことによって、ますますアクセスしやすくなりました。
どれくらいの時間で行けることができますか?
例えば、和倉温泉までは東京から北陸新幹線と能登かがり火(特急列車)を乗り継いで約3時間半ほどで到着するんですよ。
一方、西日本から能登半島へ行く際は、大阪駅から特急「サンダーバード21号」(電車)に乗り、約3時間45分で和倉温泉駅に到着しますよ。
東京からは乗り換えもスムーズ、大阪からは特急一本で行けるって便利ですね。
能登半島の定番観光地『和倉温泉』
日本で有数の高級温泉街である「和倉温泉」は、大小さまざまな宿泊施設が集まっており、能登観光の拠点にぴったりな場所なんです。
開湯1200年の歴史があり、温泉街として栄えるきっかけを作ったのはシラサギという麗しい鳥であったという伝説が、今も街のいたる所で語り継がれています。
七尾湾に面し、海の温泉としても大人気の和倉温泉で、日頃の疲れを癒しましょう!
旅館「和倉温泉 加賀屋」では、一流のおもてなしを受けることができますよ。
毎年「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で総合一位を獲得し続けており、トップクラスのサービスは、日本国内のみならず海外からも高い評価を得ているんです。
また、2010年には台湾の北投温泉(ほくとうおんせん)に「日勝生加賀屋」がオープンしました。日本の四季に合わせて変わる料理や、最高品質の接客は、歴史ある加賀屋が長年培ってきた心のこもった”おもてなし”があってこそ。
日常から離れた贅沢なひとときをぜひご堪能下さい。
気軽に和倉温泉を楽しもう!
能登に来たら和倉の温泉には浸かっていただきたい!気軽に入浴できる「和倉温泉 総湯」をご紹介します。
こちらは、1641年から続く共同風呂です。2011年にリニューアルされ、建物は現代に合ったデザインをしていますが、泉質は開湯当時から変わりませんよ!
海が近いためお湯の中には塩の成分が入っていて、体を温めてくれる効果がありますね。
温泉とセットで能登ミルクのジェラートはいかがですか!
温泉の後にジェラート最高ですね。
総湯から徒歩で1分の場所に、カフェ「能登ミルク」があり、濃厚だけどサッパリとした味のジェラートを購入できます。
なんとここ、金沢からわざわざ2時間かけて訪れる人もいるとか!
イチオシは、カップいっぱいに二種類のジェラートをたっぷり乗せたダブルを注文することです!
白くてかわいい店舗の前でのジェラートは、インスタ映えを狙えますね。
橋を渡って『能登島』へ
七尾湾に浮かぶ能登島は、全長1050mの能登島大橋を渡ると到着します。和倉温泉からバスに乗って、能登島の主要の観光スポットまで足を延ばしてみましょう!
体力がある方はぜひレンタサイクルを利用して、心地よい風を受けながら能登島大橋を渡ってみてください!
のとじま水族館からバスで約5分のところに「石川県能登島ガラス美術館」があります。
世界各国から集められたおよそ400点のガラス作品が収蔵されていて、屋外に展示されているガラス作品は、無料で自由に見れますよ。
陽の光が当たって輝くガラスの様子を、ぜひ目に焼き付けましょう!
迫力のある日本海のおすすめ撮影スポット
西側の海岸線「能登金剛」は、能登半島屈指の景勝地なんです。
日本海の荒波によって削られた断崖が約30㎞続いていて、雄大な景観を展望することができますよ。
特にご覧いただきたいのは、自然の力によって作られた洞門「巌門(がんもん)」です。
遊歩道もありますが、ゆっくり遊覧船に乗りながら近くに寄って見る巌門はより一層の迫力が伝わってきますね。
巌門は能登金剛の中心付近に位置し、JR七尾線羽咋(はくい)駅からバスを乗り継いで約70分行くことができます。
巌門から北側へ進むと、増穂浦海岸(ますほがうらかいがん)があります。この場所では冬から春(11月~3月頃)に、持っていると幸せを呼ぶといわれるピンク色の桜貝が海岸に打ちあげられます。
自由に拾い集めてお土産として持ち帰りましょう!
また、増穂浦海岸には世界一長いベンチが存在します!
ギネス世界記録に認定されているこのベンチは、なんと全長460.9m、約1350人が同時に並んで座ることができるとか!
夕暮れ時は海と平行に設けられたベンチに座って、水平線に沈んでいく夕陽を眺めてみてはいかがでしょうか。
日本で唯一!砂浜の上をドライブできる『千里浜なぎさドライブウェイ』
ドライブ好きの方は必見!能登半島には、日本で唯一砂浜の上を自動車で走ることができる道路「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。
砂の上を自動車が走るんですね。
そうなんです。
ここの砂は通常より細かく、大きさや形がほぼ同じものが集まっているため、適度な水分が加わることで固まって安定した道を作り出すんです。
車の運転は苦手だな…という方にはサイクリングもおすすめですよ!
砂浜を走る時間は、まるで映画のワンシーンを切り取ったような非日常的な思い出となりますね。
砂浜で車を置いて、海の青色をバックに記念撮影がおすすめです♪
『宝達志水町』はオムライスゆかりの地
千里浜なぎさドライブウェイ南側の出入口となる「宝達志水町(ほうだつしみずちょう)」、実はオムライスゆかりの地であることをご存知でしょうか。
能登半島にオムライスのゆかりの地があるんですね。
ホカホカのケチャップライスをふわふわの薄焼き卵で包み込んだ、大人も子どもも大好きなオムライスは、日本発祥の食べ物です!
ここ宝達志水町は、オムライスを日本で初めて考案した北橋茂男氏の出身地であることから、「オムライスの町」と呼ばれています。
JR七尾線敷浪駅から徒歩10分、食堂「志お食堂」では、昔ながらのオムライスを味わうことができます。
特にオススメのメニューはポークソテーオムライスです!
ポークソテーとオムライスの融合、たまりませんね。
ケチャップではなく醬油ベースのご飯が優しい風味を作り出し、見た目に反してフワフワの薄焼き卵に丁寧に包まれます。
隣に添えられている胡椒が効いたポークソテーとは相性抜群。間違いありません!
能登の里山の恵みから生まれた絶品グルメ
世界農業遺産に認定された能登の自然で育った「能登牛」。県内で飼育されている黒毛和牛の中で肉の質など、厳選された牛が能登牛と認定されるんですよ。
また、能登牛は生産量が少なく「幻のブランド牛」ともいわれています!
幻のブランド牛、食べたいです!!
そんな能登牛を食べられるのが「能登牛認定店 てらおか風舎 富来本店」。能登牛をご飯の上に敷き詰めたステーキ丼がオススメですよ!
また、土日祝ランチタイム限定の能登牛ステーキ重は、ボリューム満点です!
能登の自然で育った「能登牛」を味わえるなんてたまりませんね。ステーキ丼もステーキ重どちらも食べたいですね♪
豪華絢爛『花嫁のれん』
花嫁のれんとは、旧加賀藩領地において幕末から明治の初期にかけて伝わる婚礼の風習の一つなんです。
嫁入り(もしくは婿入り)の際に相手の家の仏間の入口にのれんを掛け、こののれんをくぐって先祖に挨拶をしてから、結婚式に臨みます。
花嫁のれんは、婚礼が終わると使われなくなるため、かつてその豪華絢爛な様子を見れるのは限られた人のみだったんですよ。
七尾駅から徒歩8分、一本杉通りの一角を曲がった所にある「花嫁のれん館」では、花嫁のれんが常時展示されています。
一点物の花嫁のれんは、作られた時代によって色や巾や柄が異なり、当時の人の想いやその背景に想像が掻き立てられますね。
花嫁のれん館では「花嫁のれんくぐり体験」を行っています!
日本の伝統的な婚礼衣装に身をまとい、館内に再現した仏間で、実際に使われていた花嫁のれんをくぐることができるんですよ♪
他ではできない貴重な体験を、旅の思い出としてカメラに収めましょう!
『能登食祭市場』でお土産を買い揃えましょう!
能登食祭市場の一画に、水産加工品をとりあつかう「株式会社スギヨ」直営店があるんです。
何を隠そう、スギヨはカニカマを世界で初めて世に送り出した会社なんです!
カニカマとは、限りなく本物のカニの味に近いかまぼこのことで、約50年前に発売された当時は人々に衝撃を与え、本物のカニだと思って食べていた人もいたほどだったとか。
まさに「カニのようでカニでない」かまぼこのカニカマをお土産にどうぞ!
観光に役立つ情報
「和倉温泉駅観光案内所」・「七尾駅観光案内所」
和倉温泉駅、七尾駅構内にはそれぞれ観光案内所が設置されています。ツールを使った外国語対応も行っているので、お困りごとがあれば立ち寄ってみてください。また、1回500~1,000円でレンタサイクルを取り扱っています。
さて、前半戦はここまで!今回は能登半島の中でも「内陸側の能登エリア」をご紹介しました。次回、「【石川】 自然と共に生きる能登半島②」にて能登半島の先端側「奥能登」の魅力をお伝えします!