【京都】京都の美味しいが集まる「錦市場商店街」！歴史やグルメ、お土産まで知り尽くそう

ルルさん、「錦市場商店街」へ行ってみませんか？

京都にある錦市場商店街ですよ。

さすがグルメ通のルルさん。それではさっそく行ってみましょうか。

錦市場に行く前に、せっかくなので商店街のことを少し調べておきましょうか。

それではルルさん問題です。京都錦市場商店街の歴史はどれくらいの長さがあるでしょうか？

そうでしたか。京都錦市場商店街は1615年が正式なはじまりの年なので、実は400年以上の歴史があるんですよ。

そうなんです。長年京都の食文化を支え続け、今も「京の台所」と呼ばれているのも頷けますよね。

はい、錦市場商店街へのアクセスは、地下鉄や阪急電車の最寄り駅からは徒歩圏内です。京都駅から市バスに乗れば、バス停からは2分ほどで到着できますよ。

西側に一時駐車場があります。京都錦市場商店街振興組合が管理しているので、錦市場でお買い物すれば料金が割引になるサービスもありますよ。

あ、待ってくださいルルさん。10時開店のお店が多いので、今行ってもまだ開いていませんよ。ちなみに閉店の時間は18時くらいのようですね。

そうですね。こうやってずらりと並ぶお店を見ると、やっぱり圧巻ですよね。

うーん、ざっと見渡す感じ50店舗くらいでしょうか？

予想以上にたくさんのお店があるんですね。それだけあるならルルさんが来たがっていたのも分かりますね。

あっ！あのお店の玉子焼きも有名なお店なんですよね。九条ネギが入っているのもあって、京都らしさ満点ですね。

京都らしい味付けってところでしょうか。

ほ、本当ですね。ちょっと驚きましたけど、珍しいので食べてみましょうか。

なるほど、食感がパリパリしていて美味しいですよ。ルルさんも食べてみてはいかがですか。

こうやって初めて食べる物や珍しい食べ物と出会えるのも、京都錦市場商店街の魅力ですね。

良いですね、あっちの海鮮丼もとてもおいしそうですよ。

ルルさん、良いところに気が付きましたね。実はここ錦市場商店街は、魚市場として始まったんです。江戸幕府から称号をもらった京都の三店魚問屋の一つで、琵琶湖の川魚や高級魚の鱧など、たくさんの新鮮な魚が毎朝ここに届くんですよ。

その通りです。歴史の長い店舗には、かつて仕入れた魚を冷蔵庫代わりに保管していた「折り井戸」がまだ残っているところもあるそうですよ。

そうですね、錦市場が長く栄えてきた秘訣ともいえるポイントですね。

ちょっ、ルルさん、それはさすがに無茶なのでは……

ところでルルさん、錦市場商店街は食べ物が魅力ですけど、装飾も華やかなんですよ。

あの朱・黄・緑の三色は、京都のイメージカラーといわれているんですよ。

買い物の合間の癒しになりますよね。

そうそう、このシャッターに描かれている作品は、錦市場とつながりが深い伊藤若沖氏が手掛けたものなんですよ。

はい、京都錦市場商店街にあった青物問屋の出身で、江戸後期に活躍した絵師の一人です。蕪や大根、カボチャなどの野菜や果物を描いた作品も生み出しているんですよ。

あと、伊藤氏は存続が危ぶまれる商店街を窮地から救った人物でもあるんです。

はい、そんな時に画家活動を一時中断し、商店街のために奮闘した伊藤氏は救世主ともいえますね。西側の入り口には生家跡を記すモニュメントもあるので、ぜひ見ていきましょう。

わ、分かりました。それではルルさんのおすすめスイーツを食べに行きましょう。

みたらし団子は店内でゆっくり食べられるところもあるみたいですから休憩も兼ねて、歩き疲れた足を休めるのにもちょうど良さそうですね。

焼き芋や果物を絞った生ジュースもありますね。これはそろそろお腹いっぱいで、食べきれなさそうだな……

せ、せめてその辺はお土産としてお持ち帰りにしませんか。