『仙石原』『大涌谷』『元箱根・箱根町』のおすすめ観光情報


歴史ある人気観光地の「箱根」。今回は、箱根エリアの第2弾として「④仙石原」「⑤大涌谷」「⑥元箱根・箱根町」の観光情報をご紹介します。



マナさん、まずはエリアの特徴を教えていただけませんでしょうか。

④仙石原エリアは、「仙石原湿原」や「ススキ草原」など自然の魅力あふれる、ゆっくり過ごせるエリアです。美術館も点在しており、アート好きの方にもおすすめです。

⑤大涌谷エリアは、有名観光スポットの「大涌谷」があり、大迫力の景観を楽しめます。

⑥元箱根・箱根町エリアは、「芦ノ湖」の箱根海賊船が行き来し、「箱根神社」などのパワースポット、江戸時代に東海道五十三次の宿場として賑わった歴史を感じられるエリアです。

流石マナさん、ありがとうございます。見どころ、食べどころ満載の箱根ですよね。
仙石原のおすすめ美術館

仙石原は美術館が多いエリアです。今回はその中でも3つご紹介しましょう。


まずは「箱根ガラスの森美術館」!15世紀から19世紀にかけてのヴェネチアングラスや現代ヴェネチアンガラス作品を展示しています。屋外には、中世のイタリア・ヴェネチアをイメージした庭園があり、約16万粒のクリスタルガラスのアーチ「光の回廊」など、太陽の光に当たってきらめく様子はとても幻想的です。

ガラス細工体験もできるんですよね。



私がご紹介するのは「星の王子さまミュージアム」!世界中で愛されている名作「星の王子さま」をテーマにした世界で唯一のミュージアムです。作者のサン=テグジュペリの生涯をたどりながら、フランス式庭園やヨーロピアンガーデンを楽しめます。物語の世界観に浸れることで、ファンでなくても楽しめるスポット間違いなしです。


最後は「ポーラ美術館」!モネやルノワールなど印象派の作品を中心に、国内外の名作を鑑賞できます。収蔵している作品数は約10,000点!国内でも有数の美術館です。また、美術館裏にある富士箱根伊豆国立公園の散策道では、自然とも戯れられます。
仙石原のSNS映えスポット『ススキ草原』


自然の中でゆったり楽しみたい方に、おすすめしたいのが「ススキ草原」です。

秋には台ヶ岳の斜面一面にススキが広がりますよね。

はい。「かながわの景勝50選」にも選ばれており、特に秋に黄金色に輝くススキは圧巻です。秋のさわやかな青空とススキのコントラストがまさに絶景です。

例年たくさんの観光客が訪れるススキの名所ですよね。

すぐ隣にある「仙石原湿原」は、年間を通して低温、多湿なので、ハコネアシ、ミズギボウシ、ノハナショウブなどの湿原植物を見ることができます。

国の天然記念物にも指定されており、貴重な湿原植物がたくさん!箱根の豊かな自然に囲まれながら散策できますよ。
自然のダイナミックさを体感!『大涌谷』


もくもくと立ち込める水蒸気が迫力満点の「大涌谷」は約3000年前の箱根火山最後の爆発によってできた神山火口の爆裂跡です。

箱根屈指の観光スポットですよね。

はい。かつてはその景観から「地獄谷」とも呼ばれていたそうです。今も火山活動が続いており、写真を見れば納得のダイナミックさですよね。

ロープウェイもあって、大迫力の絶景を標高700m以上の高さから楽しめますよね。

晴れた日には富士山や芦ノ湖も一望できますよ。



ルルさん、大涌谷に来たら、必食の名物は「黒たまご」ですよね。

はい。温泉で卵を茹でると、硫化水素に殻が反応して、このように黒くなるのだそうです。「7年寿命が延びる」とも言われ、うまみ成分もお湯で作ったゆで卵より20%ほど高いそうですよ!

「大涌谷くろたまご館」では、黒たまごをはじめ、お土産品やオリジナルグッズなども販売しています。

それは、ぜひチェックしておきたいですね。
関東屈指のパワースポット『箱根神社』



1250年以上もの長い歴史を持つ「箱根神社」。源頼朝や徳川家康など多くの武将が参拝し、開運厄除や心願成就、交通安全などのご利益で知られています。参道から芦ノ湖に向かうと、SNS映えスポットとしても人気の「平和の鳥居」があります。

朱色の鳥居が湖にとても映えますよね。



箱根神社のお隣には、芦ノ湖の守護神、九頭龍大神を祀る「九頭龍神社」があります。こちらは縁結びや良縁成就のご利益で有名です。九頭龍神社新宮の前では「龍神水」が湧き出ており、お持ち帰りも可能です。

不浄を清めて、パワーチャージできちゃいそうですね。
まるで海賊気分!『芦ノ湖』の『箱根海賊船』


「芦ノ湖」は箱根の山々と、晴れた日には富士山も望める人気観光スポットです!標高は724m、約3000年前の噴火で形成されたカルデラ湖で、四季折々の表情を楽しめる箱根のビューポイントの一つです。


そんな芦ノ湖を訪れたら外せないのが、「箱根海賊船」ですよ!

まるで漫画の世界から飛び出してきたようなビジュアルですね。

そうですよね。桃源台港と箱根町港・元箱根港とを結んでおり、往復運賃2,220円(大人)で優雅に周遊を楽しめます。

箱根神社、仙石原など各港の周辺には観光スポットや飲食店なども多いので周遊するのがおすすめです。現在は、「ビクトリー」「ロワイヤルⅡ」「クイーン芦ノ湖」の3隻の海賊船が運航しています。子供はもちろん、大人もテンションが上がってしまうこと間違いなしですよ。

ほんと、子供はもちろん、大人もテンションが上がってしまうこと間違いなしですね。
フォトジェニックな人気蕎麦店『じねんじょ蕎麦 箱根 九十九』



箱根が誇る和食グルメの一つが蕎麦! 仙石原のススキ草原近くにある「じねんじょ蕎麦箱根 九十九(つくも)」は、エーゲ海をイメージしたゆったりとした店内で、こだわりの蕎麦をいただける人気店です。白と青を基調にした店内は、まるでイタリアンやフレンチレストランのような雰囲気です。


九十九の蕎麦は、厳選された国産のそば粉を使用し、温度や湿度に合わせて、その日一番の蕎麦を店打ちしています。ツルツルののど越しがいい蕎麦は、やみつきになること間違いなしです。



おすすめはなんでしょうか?

はい。人気メニューは、「そば御膳」!前菜3点に自然薯とろろそば・天ぷら蕎麦・鴨そばからお好みの蕎麦を一つ、さらに自然薯むぎとろ飯がついたお得なセットです。その他にもカレー蕎麦に自然薯と卵白を合わせたムースがかかった「自然薯ムースの白いカレー蕎麦」などの変わり種もございます。ぜひ多彩なメニューを味わってみてください。
サクサクおいしい!『箱根ラスク』


「グランリヴィエール箱根仙石原本店」は仙石原のススキ草原のすぐ近くにある人気のラスク専門店です。お店独自にブレンドした小麦で焼き上げたラスクパンを使用した「箱根ラスク」は、サクサク食感と香り高いバターの風味がやみつきになる美味しさですよ。


個包装されているので、お土産にもピッタリですね。

おすすめの味はなんでしょうか?

そうですね~、メープル、ガーリックなどさまざまなフレーバーがありますが、1番のおすすめはキャラメルアマンドですね。表面にたっぷりとスライスアーモンドが散りばめられ、キャラメルソースでコーティング。とても上品な甘さのラスクです。


また、2階はカフェスペースとなっています。こちらの人気メニューは「箱根ロイヤルソフトクリーム」!地元の「金太郎牛乳」を使用した、まろやかでサッパリとした後味のソフトクリームにプレーンラスクがトッピングされています。

旅の途中の一休みにもいいですね。
箱根関所・箱根の伝統工芸品『箱根寄木細工』



箱根は、江戸時代に幕府が江戸を守る要として箱根に関所を設け、厳しく取り締まっていました。1869年に明治政府によって廃止された「箱根関所」ですが、2007年に140年の時を経て完全復元しました。幕末に行われた解体修理の報告書『相州箱根御関所御修復出来形帳』が発見されたことにより、当時の全貌が明らかになり、関所はこの資料に基づき忠実に復元されています。

まるで江戸時代に迷い込んだみたいですね。

併設された資料館には、13のテーマで関所に関する資料が展示されており、歴史を感じられる観光名所の一つです。


繊細な模様がとても素敵ですね。

箱根の伝統工芸品の「箱根寄木細工」ですね。箱根寄木細工は、それぞれの木が持つ色合いや風合いを生かして、幾何学模様が作られています。さまざまな種類の樹木が生息する箱根ならではの工芸品です。この技法は江戸時代後期に、石川仁兵衛(いしかわにへい)が生み出し、現在までその技術が大切に受け継がれています。


箱根関所近くにある老舗の製作直売所「箱根丸山物産 本店」では、ひみつ箱や小物入れ、お盆など、さまざまな寄木細工を取り揃えています。併設されている「関所からくり美術館」では、からくり箱を創作する職人の作品約100点も展示しているので、近くに行く際は、ぜひ立ち寄ってほしい所です。
観光に役立つ情報

旅行中、観光情報をチェックしたいときに便利な観光案内所をご紹介します。
・仙石原乙女観光案内所
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1236-27
0460-84-3500
・箱根峠観光案内所(道の駅)
神奈川県足柄下郡箱根町 箱根381-22
0460-83-7310
≪最寄り空港から箱根への交通アクセス≫
・羽田空港から箱根湯本駅まで電車で1時間45分ほど(乗り換えあり)