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【福島】お城にお酒、日本の原風景…会津の魅力とは?
福島県・会津地方とは
マナさん、福島県の会津地方のことを詳しく知りたいので教えてください!
承知しました。福島県は全国第3位の広さを持つ大きな県で、「会津地方」「中通り」「浜通り」の3エリアに分けられます。このうち「会津地方」には歴史的な観光名所がたくさんあるほか、おしゃれなスポットも多いのが特徴です。
そうなんですね!
では今回は会津地方の中心地、会津若松市をメインにおすすめの観光スポットを紹介しちゃいましょう♪
ノスタルジック街並みが魅力の「会津若松」
会津若松市といえば、城下町ならではのノスタルジックな街並みが魅力です。明治・大正・昭和初期に建てられた洋館や蔵、昔の商家などが今も残り、カフェやお土産屋さんになっています。
特に「七日町通り」はとってもフォトジェニックですね!
はい、ここにはおしゃれなカフェや酒蔵、土産物店など多いのが特徴なんですよ!
国内唯一の赤瓦の城「鶴ヶ城」
まずは会津若松の代表的な観光スポット2ヶ所を紹介します。会津若松のシンボリックな存在といえば「鶴ヶ城」です。
戊辰戦争の際、新政府軍の猛攻を1ヶ月間耐え抜いた堅城ですが、1874年に取り壊されました。1965年に再建され、補修を繰り返して幕末当時の姿に再現されています。
天守閣がちょっとかわいらしいですね。
そうなんです!このかわいらしい天守閣は、国内に現存する唯一の「赤瓦」で覆われた天守閣なんですよ。
鶴ヶ城の周りにはたくさんの桜が植えられており、春は城の周りがピンク色に、秋は紅葉で彩られます。桜と紅葉の時期には夜のライトアップもされますよ。
幻想的な風景が広がっていて、夜のお散歩にはぴったりですね 。
絶対に人とすれ違わない!不思議な「さざえ堂」
なんだか不思議な形の建物ですが、これは何ですか?
飯盛山にある「会津さざえ堂」です。1796年に建立された六角形の形をした3層からなるお堂で、正式名称は「円通三匝堂」。国の重要文化財に指定されていますよ。
内部は二重らせん構造になっていて、時計回りに上っていくと最上階に到達し、そのまま誰ともすれ違うことなく出てくることができるという不思議なお堂です。
一方通行のお堂とは珍しいですね。
そうですよね。レオナルド・ダ・ヴィンチの設計を参考にして作られた、という説もあるみたいですよ 。
会津の伝統「会津塗蒔絵」を体験しよう!
会津の伝統工芸といえば、黒塗りの器にカラフルな絵が美しい「会津漆器」です。
1832年創業の老舗漆器問屋「鈴善漆器店」が運営する「会津塗伝承館 鈴善」では、6つの蔵で会津蒔絵をはじめとした会津の伝統を学べます。
「体験蔵」では会津漆器の蒔絵が体験できるって聞きました。
はい。時間は1時間程度で、先生が優しく教えてくれるので安心ですよ。
日本の伝統工芸を体験してみたかったんです♪
思い出になること間違いなしですね!
「漆器蔵」では会津漆器が購入できます。
伝統的な器も美しいですが、かわいらしいアクセサリーも素敵で、つい迷ってしまいそうですね。
このほか、地元の酒蔵のお酒を扱う会津地酒ショップ「地酒蔵」やランチなどが楽しめる「憩い処 蔵の茶や」もあります。半日は十分楽しめそうなプチテーマパークですね 。
会津といえばやっぱり日本酒!!
会津は日本酒が有名ですよね。ルルさん、知っています?
もちろん♪
おいしいお米とお水で作られた地酒はお土産としても人気です。七日町にある、江戸時代から続く末廣酒造は昔ながらの木造の蔵が特徴的。「嘉永蔵」では酒造りが見学できます。
そうなんですね!ちなみに、おすすめはなんですか?
おすすめは2021年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「大吟醸 玄宰」 です!
「榮川酒造」にも「榮四郎」など、魅力的な地酒がたくさんありますね。
同じく金賞を受賞した「大吟醸 榮四郎」のほか、会津のゆるキャラ「あかべぇ」のデザインがかわいらしい「會津あかべぇの純米酒」も販売しています。お手頃な価格でお土産にぴったりです 。
会津で郷土料理ランチを楽しもう!
ランチはせっかくなので会津の郷土料理を食べたいところですね。ルルさん、いろいろ教えてください!
はい。会津には「にしんの山椒漬」、「棒たら煮」、豆麩やきくらげ、糸こんにゃくやシイタケ、野菜がたっぷり入ったお吸い物「こづゆ」など、さまざまな郷土料理があるんですよ!
全部美味しそう~!おすすめのお店を教えてください!
会津の郷土料理ランチでおすすめなのが「渋川問屋」。もともとは120年以上の歴史を持つ海産物問屋だったとか。
囲炉裏をかこみながら郷土料理を楽しめる、大正ロマンたっぷりのお店ですね!
「割烹・会津料理 田季野」では郷土料理「わっぱめし」が食べられます。ヒノキや杉を曲げて作った容器にごはんと具を入れて蒸しあげた料理で、具はメニューによりさまざま。
鮭、かに、いくら、山菜わっぱなどたくさんの種類があるんですね!迷ってしまいそう…。
お店は会津西街道にあった豪華な陣屋を移築・復元しただけあって、趣があるんですよ☆のんびり夕飯を楽しむのもいいかもしれませんね 。
会津若松のレトロなカフェで一休み
会津若松市内には、明治・大正時代の建物を活かしたレトロなカフェがたくさんあります。
「あんてぃーくcafe中の蔵」は江戸時代から続く漆器屋さんによる、土蔵をリノベーションした隠れ家カフェ。水出しコーヒーとかぶとをイメージしたという「サムライパフェ」を食べて、一息つきませんか?
サムライパフェ食べてみたいです!
「会津壹番館」は野口英世が手の手術を受けたという「会陽医院」の1階を改装した洋館カフェ。自家焙煎のコーヒーと手作りケーキがおすすめです。
2階建てのようですが…上のフロアもカフェですか?
2階は野口英世の資料館になっています。一休みついでに、ぜひ見学してみましょう!
「蔵喫茶 杏」は先ほど紹介した末廣酒造の「嘉永蔵」に併設された、蔵を改装したカフェです。酒の仕込み水を使ったコーヒーに大吟醸シフォンケーキなど、酒蔵ならではのメニューがたくさんありますよ。
日本酒や甘酒も飲めちゃうんですね!贅沢~!
泊まるならやっぱり名湯「芦ノ牧温泉」
会津若松を楽しんだ後は、市内から車で約25分の「芦ノ牧温泉」に一泊しましょう。芦ノ牧温泉は山間の渓流沿いにある1000年以上前から続くといわれる温泉地。
大自然に囲まれた宿でのんびりと旅の疲れを癒したいです~!
おすすめは渓流沿いにある「大川荘」。和室からの美しい景色を楽しんだ後は、源泉かけ流しの天然温泉にゆったりつかりましょう。棚田風の露天風呂はすぐ目の前に渓谷の大パノラマが広がり、とっても迫力がありますよ。
素晴らしい景色ですね!
会津の素材をふんだんに使った会席料理もおいしいんですよ~!
大川荘は「鬼滅の刃」に出てくる鬼の住処「無限城」のモデルと噂される「浮き舞台」があることから、ファンの聖地巡礼場所としても有名です。浮き舞台では毎日16時から18時まで、三味線の演奏を楽しむことができます。
女鬼の「鳴女」が琵琶を弾いているみたいですね!
「大内宿」に日本の原風景を見に行こう!
会津若松からのショートトリップ先としておすすめなのが「大内宿」。
茅葺き屋根の家がずらりと並ぶ宿場町の姿はまさに「日本の原風景」そのものですね!
大内宿は春の桜や秋の紅葉シーズンも魅力的ですが、おすすめは冬。2月の雪まつりには雪灯篭でライトアップされたロマンチックな大内宿の町並みは幻想的ですよ☆
ネギが箸代わり?名物「ねぎそば」
大内宿の名物と言えば「ねぎそば」!!ねぎをお箸の代わりにして食べる、インパクトのあるメニューです。
ねぎをお箸の代わりに食べる!?驚きですね…。
茅葺き屋根が特徴の「大内宿三澤屋」では大根おろしの辛みが特徴的な「高遠そば」がおすすめ。ねぎをかじりながらそばを食べます。
ねぎが余ってしまったらもったいないですね…。
ご安心ください!余ったねぎは持ち帰れますよ!
良かった~!
観光に役立つ情報
会津若松市では6言語からなるインバウンド向けサイト「SaMurai city AizuwakaMatsu」を公開中。アクセスや観光、イベント情報、モデルコースなど情報が盛りだくさんですよ。また、会津若松市では訪日外国人向けの多言語ガイドサービスも実施中。より深く知りたい!という人は申し込んでみましょう。会津若松市街地では無料WiFiが利用できるので、困ったときはアクセスしてみましょう!